日刊工業新聞に「防犯カメラ付自販機無料設置」の記事が掲載されました。

 

記事全文:

防犯カメラ付き自販機を無料設置
グローバル・コンストラクション 飲料5社と提携

グローバル・コンストラクション(大阪市中央区、郡文治社長、06-6265-0107)は、マンションや工場、スーパーなどが防犯カメラを無料で設置できる事業を始めた。飲料会社と提携し、同社が扱う防犯カメラを付けた自動販売機を無料設置する。カメラ代と設置費用は、自販機設置を条件に飲料各社が負担する。マンション管理会社やオーナーなどにカメラ設置場所付近の防犯効果をアピール、今年中に計1000台の設置を目指す。

すでに大手を含む飲料5社と提携済み。設置するカメラは暗証番号で保護されたSDカードを内蔵し、約10日分の映像を記録できる。SDカードは2年で交換が必要。ネットワークと接続していないため、個人情報を含むカメラ映像を外部から盗用される心配がないとしている。
設置希望場所について飲料会社が現地の需要などを調べ、手数料やカメラ設置可能台数などの見積もりを作成。グローバル・コンストラクションは条件の良い見積もりを地権者に提案し、飲料各社からカメラ一台当たり約20万円と、設置費用を受け取る。同社は防犯カメラの拡販を目的とする。
地権者は月3500円程度の電気代が必要になるが、自販機売り上げの一部を手数料として得られるため、実質的な費用負担はない。マンションや駐車場などでは、カメラの設置で利用者の防犯や安心にもつながる利点がある。飲料各社にとっては自動販売機の設置台数増加と地域貢献が期待できる。
既に大阪府、兵庫県で2台の設置実績があり、29台が決定済み。ほかに約300台の引き合いが来ているという。

(日刊工業新聞(2010年1月19日)より抜粋)